Gera(Kyoko Maruoka)/Tokyo JAPAN クロスステッチ図案のデザインをしたり絵を描いたりしています。 WEB→http://www008.upp.so-net.ne.jp/gera/  図案の商用利用、画像の無断転載を固く禁じます。


by geratkb

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

<   2016年 05月 ( 15 )   > この月の画像一覧

a0164948_8112535.jpg
また描くのが楽しくなってきて、ちょこまか描いてます。でもまだ一本の線さえままならない。グランマモーゼスが描き始めたのは75歳からだって。丸木スマは74歳、大道あやは60歳、塔本シスコは53歳。まだまだ〇年あるし!と励ます。素朴派上等。それより何より、将来目がしんどくなってもしも刺しゅうできなくなったらと考えると恐怖なんだけれど、そのときは絵描けばいいじゃん!と思うと気が楽になります(グランマモーゼスもそうだったらしい)。絵は見るのも楽しいけれど、描くと見るのがもっと楽しくなる。音楽と一緒。

そして気が付けば完璧にアワアワ・バタバタのぶっ飛び状態に突入。ここがガンバリどころ。英語のやり取りも泣きながらガンバッテマス(泣いてらっしゃるのはお相手かもしれないけど)。そのうちいろいろお知らせできるかと。その他に来月はWEB SHOPの広告記事が2冊掲載される予定。やんなきゃいけないことちゃんとやって、それから絵も描きたい6月。
by geratkb | 2016-05-29 08:52 | painting

最近見た展示から

a0164948_2242039.jpg
5月に見た展示から。

若冲展(東京都美術館)
もうあまりの混雑予想に見るのをあきらめるつもりだったのですが、父と母が連れて行ってくれというので(こういう人たちで混んでるんだろうけれど)、既に見ていた友人からの情報をもとに比較的空いてそうかなとGW明けすぐの火曜の開館前に並んで30分+10分待ちでなんとか見てきました。
もちろん若冲の作品の素晴らしさはいうまでもなく、そのユーモラスなところとか、ロックなところとか、実物見れてよかったけれど、それよりなによりこの「若冲現象」(シルバーデーの18日には320分待ち!!!)ともいうべき殺到振りにいろいろ考えることも多かった。若者デーは?素晴らしい展示は若者たちにもタダで見せてあげて欲しい。

シャルル・フレジェ展(銀座メゾンエルメス)
正面から入るのに本当に勇気がいるメゾンエルメスですが、毎回気になる展示。そしてまたまた素晴らしい展示でした!!!フランス人の写真家が日本のお祭りの衣装や扮装を撮っている作品群。背景の日本らしいというか地味な中間色の景色に、ポップでカラフルな衣装という組み合わせがなんともかわいいの!豆絞りはドット柄だし、縦縞模様はストライプ、それに花柄ってかわいいに決まってる布合わせ。造形もキッチュ。そんなかわいさを外国の方に教えてもらうとは。その昔獅子舞に熱狂していた息子()を連れてくればよかったと後悔しました。

空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン展
評判がよかったので、あんまり興味ないけれどと思いつつ出かけたら面白かった! 木箱→トランク→バッグという歴史の流れも見れたし、乗り物の発達と共にバッグが変化してきたのもよくわかりました。1900年代初めのお洋服かわいかった!何よりその展示会場のありとあらゆるところに手は抜きません、お金かけますというハイブランドとしての矜持は一見する価値ありと思います。

ロベール・クートラス 僕は小さな黄金の手を探す (ベルナール・ビュフェ美術館)
友達誘って三島のクレマチスの丘へ。昨年松濤美術館で初めて見た時も相当感動したけれど、さらにタブローもカルトも点数が多く、充実の展示内容で見応えあり!!! この、不思議な人物画のたまらない愛おしさはどこから来るのかな?色なのか形なのかマチエールなのか、クートラスの人となりなのか、人生なのか。新しさを追求するアートの流れとは別個のところに位置し、ヒリヒリしていない安堵感からなのか。展示も素敵だったし、ガーデンにはクレマチスもバラも咲き乱れていて、ゆく春を楽しみました。こだまで東京から1時間、三島からは無料シャトルバスもあるし、おすすめ遠足。

奥村土牛展(山種美術館)
品のいい線・色・形。奇をてらわず、技巧をこらさず、画面の中のうさぎも啄木鳥もチューリップも姫路城も山桜も、素直にただずんでいるだけだけれど、紛れもなく世界の構成物として祝福されている。それは画家自らが対象を世界を祝福しているからで、つまるところどうにもこうにも絵は人柄、なんだろうなぁと思う。

ラルティーグ展見逃したのは、相当心残り。ギャラリー巡りでは、師匠の熊本箱を見に「BOX OPERA vol.10」(スペースYUI)へ。普段私はどうやったらクラフトから絵に展開できるか悩んでるところなのだけれど、たくさんのイラストレーターの方たちが絵からクラフトに展開なさろうとしている、そのベクトルの向きのちがいが興味深かったです。師匠の水平線箱素晴らしかった。 ひるむことなく社会事象にリンクしていくその姿勢から学ぶことは多いです、今月のビテチョー読みたいな。
「ザ・チョイス大賞展」(山脇ギャラリー)は、多種多様なイラストレーションが見られて相当面白かった!!! いやいやクラフト系の方相当多いじゃん!とびっくり。もうクラフト感だけでは目新しさは何もないんだなと当然のことを再認識し、Amigo仲間の上村エリさんの二人展(にじ画廊)では、ガーリー万歳!と思ったことでした。

いっぱい見れば見る程、自分のまだまだ感に凹むけれど(当たり前)、週末に届いたお葉書に心底励まされました。ブルーブラックの万年筆の太い文字に、言葉のプロの方の文章は心に迫るものがあります。子どもの頃イメージしてた「大人」「ダンディー」ってまさにこういう感じ。こんな大人になりたかったと思いつつ、嬉しくって家族中に見せびらかして(ブログにまで書いて)、「大人げない」と笑われたけどいいんだもん。またいろんな方に見て頂けるように、足元見ながらてくてくとガンバリマス。


a0164948_2231680.jpg
クレマチスの丘。2016年の春、サヨウナラ。

a0164948_0255128.jpg

by geratkb | 2016-05-23 09:46

女生徒・おやすみなさい

a0164948_21201976.jpg
(c)Gera!
DMC(floss)/32ct linen Permin Riviera Aqua

「おやすみなさい。私は、王子さまのいないシンデレラ姫。
あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?」

奇跡のような締めくくりの文章。ここまでずっと独り語りのように見せかけて、まさかの読者想定という転換。誰に向けて問いかけているのか諸説あるようですが、私はしずちゃんが太宰に向けての淡い恋心、を太宰が書いている、と思うのだけれどどうでしょうか。

これにて槐多で展示した作品アップは終了。ご覧下さってありがとうございました。まだまだ絵にしたい場面はいっぱいあるので、仕事の合間にぼちぼち作品にしていきたいです。

番外編。読みたい方用にとデカ文字文庫を置いておいたのですが、そのカバーは自分で。眼鏡しずちゃんいっぱい。

a0164948_21273838.jpg
一人だけメガネカケテナイヨ。
by geratkb | 2016-05-22 21:36 | cross stitch

女生徒・百合のにおい

a0164948_20363218.jpg
(c)Gera!
DMC(floss)/Belfast Zweigart 32ct linen Olive(fabric)

「百合のにおいをかいでいると、こうしてひとりで退屈していても、決してきたない気持ちが起きない。」
(太宰治『女生徒』より)
by geratkb | 2016-05-22 20:40 | cross stitch

女生徒・いつまでも

a0164948_8144037.jpg
(c)Gera!
DMC(floss)/32ct linen(fabric)

「いつまでも、お人形みたいなからだでいたい。」
(太宰治『女生徒』より)
by geratkb | 2016-05-20 08:34 | cross stitch

女生徒・ポオズ

a0164948_12132739.jpg
(c)Gera!
DMC(floss)/Permin 32ct linen(fabric)

『「自分は、ポオズをつくりすぎて、ポオズに引きずられている嘘つきの化けものだ」なんて言って、これがまた、一つのポオズなのだから、動きがとれない。』
(太宰治『女生徒』より)
by geratkb | 2016-05-19 12:16 | cross stitch

女生徒・薔薇の刺繍

a0164948_1225476.jpg
(c)Gera!
DMC(floss)/Permin 32ct linen Wild Raspberry (fabric)

「先生は、私の下着に、薔薇の花の刺繍のあることさえ、知らない。」
(太宰治『女生徒』より)

今回図案を販売しなかった女生徒シリーズにつきましても、今後順次販売致しますのでお待ち頂けたら嬉しいです。
by geratkb | 2016-05-18 12:30 | cross stitch

女生徒・風呂敷

a0164948_723236.jpg
(c)Gera! 'Showa Modern Motifs'
DMC(floss)/Permin 32ct linen Lambswool(fabric)

「この可愛い風呂敷を、ただ、ちょっと見つめてさえ下さったら、私は、その人のところへお嫁に行くことにきめてもいい。」(太宰治『女生徒』より)

昭和モダンのモチーフ。風呂敷・靴・ビオラの花瓶・マンドリン・リボン・ステンドグラスのスタンド・懐中時計・ミシン・鳥かご。『女生徒』は最後の一文に「シンデレラ」という言葉が出てくるのですが、全体的に見てもシンデレラの話が通奏低音になっているのでは?と勝手に解釈しているので(お父さんが死んじゃってること、お掃除や家事の場面、夏の靴の話、幸せを「待つ」とうテーマ等)、モチーフも和製シンデレラのイメージで選んでみました。

a0164948_7231565.jpg


展示のときの作品は、全体として見たときにどこかに抜け感があった方がいいから(緩急つける、というか)、女の子が出てこないものを作りました。

で、ひとつステッチして何かに仕立ててもらってもいいし、と思っていたことろ、Arisueさんがもう作ってくれててビックリ~!!!
a0164948_7233479.jpg
ひゃー、しかもいっぱい。40ctにステッチしてて、繊細な感じで素敵なコースター!
by geratkb | 2016-05-16 07:43 | cross stitch

女生徒・人間賛歌

a0164948_186943.jpg
「人間も、本当によいところがある、と思った。花の美しさを見つけたのは、人間だし、花を愛するのも人間だもの。」(太宰治『女生徒』より)

花を美しいと思う人間が美しい、という10代の女の子のある意味天真爛漫な人間賛歌みたいなものを、おおらかにあっけらかんと描いてみたいと思ったけれど、何分薄汚れてしまった中年なのでやっぱり難しい。

前に読んだ渡辺京二さんの本の中で、リルケがいうところの人間の存在意義というのは、宇宙や自然という存在が自分の美しさを誰かに見てもらいたいからだ、とありました。人間がいなければ、美しく咲いている花も誰も美しいと見るものがいない、だから自然が自分自身を認識して感動するために人間を創り出したのではないか。毎年毎年花を見る、毎年暑かった、寒かったといって一年を送る、それだけで人間の存在意義はある、と(『女子学生、渡辺京二に会いに行く』文春文庫)。

もしかすると太宰のこの一文はリルケの影響なのかな。で、この一見単純で、あっけらかんとした人間肯定観は、今この時代にあえて必要なことなのかも、と思ってみたりもします。
by geratkb | 2016-05-14 18:31 | painting

女生徒・けさから五月

a0164948_1012106.jpg
(C)Gera! No.59 'The schoolgirl's days'
DMC(floss)/32ct linen Permin water lily(fabric)

「けさから五月、そう思うと、なんだか少し浮き浮きしてきた。やっぱり嬉しい。」(太宰治『女生徒』より)

風呂敷持って急ぎ足だったり、自転車乗っていたり。お花はれんげや小菊にすずらん、つゆくさやへびいちご。全部ステッチしなくても一部分だけで、何か小物を作って頂いてもかわいいかと思います。

a0164948_9594915.jpg


なんとか今日中にはSHOPオープンしますので、今しばらくお待ちく下さい。
オープンしました!
Gera!SHOP
by geratkb | 2016-05-11 10:13 | cross stitch

カテゴリ

全体
cross stitch
よくあるご質問
カードケースの作り方
ミニこけし・コツ
チャートリスト
painting
welcome
未分類

以前の記事

2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
more...

ブログパーツ

外部リンク

画像一覧