Gera(Kyoko Maruoka)/Tokyo JAPAN クロスステッチ図案のデザインをしたり絵を描いたりしています。 WEB→http://www008.upp.so-net.ne.jp/gera/  図案の商用利用、画像の無断転載を固く禁じます。


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【お知らせ】

おかげ様で、朝日カルチャーセンターでのワークショップお申込みは定員満席となりました。既にキャンセル待ちとなっているとのことで、誠に申し訳ありません。 私のキャパが未知数で心配なのですが、あと若干名なら増やせるかな、、、ちょっと検討してみます。

サンプル画像もないのにお申込み下さるなんて、なんてありがたいことでしょうか(信頼を裏切らないといいのですが、汗)。楽しいひとときを過ごして頂けるように、準備しておきますね!

本当にありがとうございます。


またチャートのご注文もありがとうございます。順次発送致しております。

そしてバタバタしていて結局まだ見た展示について書けていないのですが、豊田市立美術館で見た「奈良美智 for better or worse」は本当によかったです!見に行けるならぜひぜひ、おすすめ。ユリイカの奈良美智さん特集号もおすすめ。あとジャコメッティ展も本当によかった!んだけど、終わってしまいました。勉強不足で知らなかったのですが、ジャコメッティの書いた文章というか言葉がこれまた素晴らしくって。『エクリ』読んでいるのですが、面白いです!わからないことがほとんどなんだけれど、それを含めて面白いです。とり急ぎ。


by geratkb | 2017-09-06 23:03

8時ちょうどのCLIP88号

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東京のお盆は7月。8月のこの時期東京はいつもより静か、私にとっては東京が故郷なのだなと思い出す季節です。

めったにないお母さん業夏休み(のん気過ぎて申し訳アリマセン)、普段できないことやってみよう!と一人旅してきました。出かける先はどこでもよくって、とりあえず行ったことのない場所に一人で出かけてみたかった。齢〇〇にして人生初の一人旅!荷物持ってくれる人もいないし、道を調べてくれる人もいないし、ホテルに一人で泊まるってしたことないし、大体しゃべる相手がいないってことに耐えられるのか?!と思ったのですが、それはそれは楽しかったです。ま、道には迷ったし、間違えて切符買っちゃったり、ちがう電車に乗っちゃったりしもしましたが(気が付いたらさっき乗り換えで降りたはずの駅を通り過ぎていた、なぞ)、行き当たりばったりでウロウロするのってフリーダムー。
そして途中、西方面からの友人とランデブーして飲んだビールの美味しかったこと!

で、結局のところ、普段の家族のいる暮らしでも頭の中は一人旅しているようなもんだなぁと思い至りながら帰路につきました。頭の中はいつだってフリーダム。

日傘や文庫本を自分で縫ったバッグに放り込んで、そこに平岡淳子さんの自作詩集「CLIP」も一緒に。車窓で読むCLIPは、またいつもとちがった味わい。



「途中    平岡淳子

これからどう
生きていこうかと悩みつつ

流されるのが
いちばんと知っているような

そんな女性を
あなたは途中まで描いている」



お嬢さんが巣立たれて以降、愛の詩の占める割合が高くなってらして、さらに今号は満ち足りていることの切なさ・危うさがカルピスの中の氷みたいに見え隠れしている気がしました。

毎号どなたかが淳子さんについてのエッセイを寄稿なさっていて、今号は私が。文章書くのも楽しいな、と思ってる自分に驚きました。私は刺繍の図案という「絵」族に属することしていますが、考えたりコミュニケーションしたりの基本はことばなわけで、なのになんとなく最近自分の中のことばが薄まっているような気がして危機感(ボケてるだけかも)。ここのところ本読んだり、詩集読んだりしています。

そして当たり前だけれど詩人の方のことばの選び方って、やはり研ぎ澄まされ感がハンパナイ。それは良く研がれたナイフのように自分をも切りつけるけれど、容赦もせず、躊躇もしないのはさすがプロだなぁと。



「事情    平岡淳子

東の空が広がる
南の空が広がる

おおきな窓から
晩秋の光が入る

鉢植えの植物の
白い花は梔子で

初夏に咲かずに
いま咲いている

わたしの事情も
似たようなもの」(CLIP78号)




絵ってどんな絵を描いたって、それは自分自身の事柄なのか借り物の絵空事なのか境界はあやふやでも色と形で成り立つのかもしれませんが、詩はどこかは少なからず実体験でなければ読む人の心を打たないだろうと思うのです、その潔さ。淳子さんは10代の頃からずっと詩を書き続けてらしてその潔さを引き受け、そしてこのCLIPも掲載している詩の10倍は書いてらっしゃるそうです。


実は私は詩に登場するお父様の隠れファン。



「人生    平岡淳子

やりたいことを
やってみるのがいい

やりたいことを
やってみたところで

それでも人生の向きは
変わってゆくものだ

そして人生はたいへん
短いものだよと父が」(CLIP78号)



淳子さんはいつもこのCLIPをお持ちになっていて、初めて出会った方に手渡されていたりするので機会があればぜひ。そしてその場面を見るたび「花の子ルンルンに出てくるセルジュさんが、毎回エンディングで『この花の種をどうぞ』とプレゼントしてるところだな」と思ったりしています。


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一人旅の途中で。急に思い立ち、

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行ってみたら、天守閣ちっちゃ!!!


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でもその小ささがなんともかわいらしい佇まい。


by geratkb | 2017-08-13 11:36

O・MI・YA・GE

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またまた更新しないまま月日は流れてスミマセン、なのに見にきて下さってる方がいらっしゃるようで本当にありがとうございます。
普段母親業はだいぶ手抜きしているのですが、中坊息子が2週間一人でホームステイするとなると英語もさることながら、生活全般身の回りのことができてないのが気がかりで気分的に落ち着かず。万事だらしない男子っていうのは実際に困ってみるしかないだろうと思ってはいるのですが、受け入れ先のご家庭にはご迷惑おかけすること必至で申し訳ないばかり。

せめてもの気持ちでお土産は持たせようと、何が喜ばれるのか先輩ママ達や友達にいろいろ聞いて、あれこれ買って持たせました。
で、こけし作ったら?とりすけさんが言ってくれて、そうじゃん!と思ってニューバージョン。遠刈田の四寸こけしと一緒に。気持ちだけは相当込めて作りました。写真撮った後ストラップに。どうか愚息をヨロシクオネガイシマス。

あと学校のお友達にばらまき系のちょっとしたプレゼントを用意しておいて下さいと言われていて、それはゴム手裏剣やら文房具やら買ったのですが、五円玉をラッキーコインと言って渡したら喜ばれたと聞き、それもおまけに付けたらいいかなと思って

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クエン酸水溶液に2分つけて、その後歯磨き粉+歯ブラシで磨いたらピカピカ。磨くの楽しくなっちゃって、お土産だけじゃなくって市場にピカピカの五円玉をリバースするという活動中。


で、定番のようで折り紙も喜ばれたと聞き、この五円玉を入れるのに紙袋がちょうどいいかなと折っていたら、これまた楽しくなってしまい、

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トレーシングペーパー折り紙で折ったら、結構かわいい。

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折り紙は意外とダイソーが充実してるんだなと発見。しかし、一方やっぱり自分の図案でも作ってみたくなるよねと、アリス紙袋。

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と、なんのことはない、結局は自分が楽しかっただけなのでした。


本人はいたって能天気な上機嫌、振り返りもせず口笛吹いて出かけていきました。うすうす思ってはいましたが、子育ても最終局面なのだなぁと。青虫で言ったら蛹になる直前の終齢幼虫、葉っぱをむしゃむしゃ食べてるところでしょうか。この先は見守り専門で行かないと、ね。






ところでピクルスくん。忍び込んで南半球に連れて行ってもらう?


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by geratkb | 2017-08-07 11:47

それぞれのセツ

次の個展に向けて走り出す前に作業部屋模様替えだ!と大掃除始めたのはいいけれど、眼前の地獄絵図に終わる気がしません。本と紙と布!懐かしいもの出てきました、その昔彫ってた消しゴムはんこ。


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彫っていたのは10年以上前かと。いちいち捨てる?どうする?で悩むものが次々出てくるので、片付けが全然進みません。

先週末は生誕100年長沢節展(弥生美術館)に駆け込みで。通っていたセツ・モードセミナーは4月に完全閉校しました(あ、ご存知ない方もいらっしゃいますね、長沢節先生はイラストレーターの先駆けでセツ・モードセミナーの創始者です)。個展準備で忙しくセツの終了日に行けなかったのがなんとも心残りだったので、懐かしい先生やモデルさんやお友達の顔も見えたモノ・セックス・ショウ上映会に参加できてよかった。セツお別れ会のような雰囲気。保護者会終わって駆けつけてよかったです。



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私はセツ先生がお亡くなりになられた後に通ったので、ご本読んだり作品見たり、語り継がれた教えを受けたりしただけですが、1人の素晴らしい人の存在でこれだけ多くの人が人生の方向性をそれぞれ見つけたということはやはり稀有なことで、まさに先生の中の先生でらしたのだろうと思います。
そして当たり前だけど、作品素晴らしくて声も出ませんでした。水彩画・クロッキーが素晴らしいのはもちろんだけれど、挿絵がとんでもなくかわいい+シックで往復ビンタ喰らった気分、ふらふらしながら2周しました。クロッキー動画もセツ椅子に座りながら3回見ました。線を引く、絵を描く、文章を書く、生活スタイル、ファッション、何なさっても正真正銘本物でお洒落で、かつ時代におもねらない感じがするのはなんでだろう。知性と感性、どちらとも兼ね備えていらっしゃったからでしょうか。


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あとあの建物のあの空間に身を置くだけで吸収していたことはたくさんあったのだな、と今にして思います。素敵な校舎の素敵な学校を作って下さったこと、そしてそんなことが可能な時代があったことに感謝したいです。

懐かしくなって当時のノート見返したら、私がセツでいちばんお世話になったM先生の言葉を発見↓。

「今日のアートシーンには様々な表現があふれていて意図する表現が『絵画』という枠におさまり切れないものも少なくない。単なる一方向の関係でなく双方向の関係など、ジャンルを超えてあらゆる方向から交叉し合っているものもある。その一方で、ひとつの平面から始まり平面に終わるタブロー制作を拠り所とする者も多い。
いずれにしてもそれぞれの人のもの。自分で自分のやり方を手探りしていくしかない。生活も職も心も不安定に晒される中、自己消耗しながら、この拠り所を見つけて下さい。」

今ならこの文章の意味が実感あるものとしてよくわかります。「自分で」「自分のやり方を」「自己消耗しながら」自分の場所=表現を見つけないといけない。手探り、っていう言葉はまさに。誰にも頼れない、自分の手だけが頼りと知ってからが本当の始まりですね。



あとセツでいちばん学んだことは「すべての色は関係性である」ということ。


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師匠のお言葉「色はごほうび」も、そんなこと思ったこともなかったから衝撃的でした。でも本当にそうだなぁと。これからもきれいだなと思える色をひとつずつ自分の中に増やして、自分のパレットを彩り豊かなものにしていきたいです。






by geratkb | 2017-06-29 11:07

5月後半と6月

個展終わると凹むのと太るのは毎回のことなのですが、今回はひどかった!とにかくなんだかやる気モードにならず。少しステッチしたり、家でクロッキーしてみたりはしていたのですが、ガシガシとは手が動いてませんでした。淡々とコツコツやる、というのが苦手で、やるかやらないか差が激しいのをなんとかしたいと思ったのは若かった頃で、最近はもうあきらめています。努力する余地があるとするならば、なるべく「やる」期間を長くする、ということぐらいでしょうか。

手は動いていなかったのですが足を動かしていてうろうろしたり、本を読んで頭の中ぐるぐる回したり、映画見て気持ちがゆらゆらしたりとインプットはしていました。あとライブも行ったんだった!自分の備忘録代わりに美術館ネタ書いておきます。なので、終わっちゃってるものも多くてスミマセン。


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エリック・カール展(世田谷美術館)←7月2日まで
『はらぺこあおむし』にはどれだけ息子がお世話になったことかのエリック・カールさん。で、銀座松屋での個展ちょっと前に見たし行かなくてもいいかな、、、と思ってたのですが、それって2008年だったと知り愕然。まだまだ変わらずお元気なカールさん。もうお人柄の温厚なことは原画の隅々から感じられます。安心して子どもに手渡せる、この世界に生まれてきてよかったよねと伝えられるカラフルな絵本たち。世界がフラット化していることについては良し悪しあるだろうけれど、カールさんの絵本で育った子供たちが世界中にいる、ということは案外心強いことなのかもしれないなぁと思いました。カールさんのこおろぎ、大好き。同時開催の「淀井彩子と淀井敏夫」展も楽しめました。2階の図書室で、友人としばし本をぺらぺらめくったのも楽しかったです。





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ヴァージニア・リー・バートンのちいさいおうち展(ギャラリーエークワッド)←8月9日まで
東陽町の竹中公務店1階のギャラリー(この間の火事にはびっくりでしたね!)。大好きなバートンさん!!! 私の中で、完璧なお母さん像双璧はターシャ・チューダーとヴァージニア・リー・バートン(自分は雑過ぎる母なので、見習おうという気はさらさらおきませんが)。『ちいさいおうち』や『ちいさいケーブルカーのメーベル』等の絵本はもちろん好きですが、さらにフォリーコーブ・デザイナーズがもうめちゃ好きで。作るものは影響相当受けていると思います。彼女がご近所のご婦人方にデザインを教えて、そのデザインをもとにみんなで布を作り、いろいろな製品にして受注販売していったという、羨ましい限りのビジネススタイル!その布もいっぱい見れました。

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卒業証書がこれまたかわいいのです、実物見れて感激。版木も美しい。
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『ちいさいおうち』の表紙も、水色のところの筆跡の点々見たときわぁーっと思ってぞくぞくしました。どれもこれも不純物ゼロの本物。写真撮れるのでカメラ持参でぜひぜひ。
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で、息子さんが涙ぐみながらお母さんのことを話しているVTRは必見かと。実の息子に「人間としてperfect!」って言われるお母さんって!とにかくおすすめですので、ぜひぜひ。


◆大英自然史博物館展(国立科学博物館)
金曜夜に出かけたら結構混んでいてゆっくりは見られなかったのですが、雰囲気は味わえて楽しかったです。鳥の剥製はすべて肢を上にした裏返した状態で陳列してあるのですが(保存のためだと思いますが)、それがなんだか科学標本のドライな感じに感情的な物悲しい「死」がまとわりついていて印象的でした。いつか現地に行ってみたいです。


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猫のミイラ。英国紳士は博物学ブームだったんでしたっけ?知的好奇心っていうのは人生の暇つぶしにはもってこいですよね。


◆渡辺良重展 絵をつくること(銀座G8)
平成の「かわいい」の王道。シュっとしていて、どこか切なくて、繊細で静かなかわいい。色の組み合わせも本当にかわいい。
◆西巻茅子 絵本デビュー50周年記念展(銀座教文館)
こちらは昭和のかわいい。ほがらかで、のびのびしていて、にぎやかで大胆。骨太のかわいいは安定感。本格的な絵も描ける画力はもちろんお持ちながら、子どもの心でのびのびとした線を一身に描いてらっしゃったのがよくわかる原画でした。『ワンピース』はリトグラフだったのだと初めて知りました!


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◆オクダトシ恵 ニードルアート展(ギャラリー・アートグラフ)
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手芸はどなたにも習ったことがないのですが、もしも習うとしたら先生は勝手に決めていて(妄想)、故宮脇綾子さん(アップリケ)とオクダとし恵さん(刺繍)。手芸と絵との境界があいまいで、唯一無二の作品を作られようとしている姿勢から学ばせていただきたいからです。そのオクダさんの展示は、知的で、かつ色と形が踊っている作品たちがとても楽しそうに飾られていました。戦後手仕事ブームのにおいが感じられて、やっぱり手芸は楽しくなきゃね!と再認識。↑は勝手に自分の刺繍道の教科書と思っているオクダトシエ『刺しゅうステッチ百科』(主婦と生活社)です。


ロマン・チェシレヴィチ 鏡像への狂気(銀座ggg)←6月24日まで
ポーランドのグラフィックデザイナー。シンメトリーこわっ。でもめっちゃかっこいいポスターいっぱいでした。コラージュもすごいよかった。

19世紀パリの時間旅行(練馬区立美術館)
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ロシア革命の作品作ったので、ときたらフランス革命も作りたいなと思ってたらまさに!の展示。博覧強記でその蒐集熱はケタはずれの鹿島茂さん。点数も多く、解説も熱かった!レミゼファンもいっぱいでした。当時のパリの石畳を歩くコツコツとした音が聞こえてきそう。服装わかるだけでもありがたい。これだけ膨大な資料集めて下さる方がいて、いろいろなインスピレーション受けている人はきっとたくさんいると思います。


佐藤直樹展「秘境の東京、そこで生えている」(アーツ千代田3331)
美術館巡りでいちばんの楽しみは、作品と直に対峙して驚くこと、だと思っているのですが、それには今まで見たこともないものをこの瞬間見ている!という実感が必要かと。そういう意味ではもう今年いちばんの展示でした。


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校舎を改装した建物は天井が低く、そこに一面の黒いジャングルが出現していて、入った瞬間鳥肌が立ちました。
黒だけの世界のはずなのに極彩色の波に飲み込まれたよう、むせかえる植物たち。まるでホバリングしている蜂になった気分で何周もぐるぐる。

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木炭で描いてらっしゃるのですが、その乾いた細かな粒子みたいなものがこの壮大で濃密な空間を作り上げている秘密なのかもしれないなぁと思いました。また見たいです!


横尾忠則HANGA JUNGLE(町田市立国際版画美術館)
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圧倒的なパワー。こちらはリアル極彩色なジャングル。汲めども汲めども枯れないパッションは、饒舌で淫靡でかっこいい、しかし裏にしたたかな戦略が潜んでいそうでいやいや騙されてはいけないゾとも思っていたところ、横尾忠則さんがアンディ・ウォーホルのヘビのおはなしの書評(朝日新聞18日付け)に書いてらした文章がそのまんまご自分の作品への批評になっていてびっくりしました。いわく、真面目に描くとイラスト、不真面目に描くとアート、high & lowの境界がない、通俗だって区別がない。芸術というのはまるでテロ、っていうのは横尾忠則さんの作品そのまんまにあてはまるかと。これだけの画業の長さ、情熱がまったく揺らがず、こじらせた思春期熱がますます燃え盛っているような作品群は本当にすごい。展示見れてよかったです!


ロシアの装丁と装画の世界(えほんやるすばんするかいしゃ)
古ぼけた紙とインク、その手触りに郷愁を感じさせるロシアの本がいっぱい。デザインが本当に素敵で、見返しもお洒落でいくら見てても飽きない。2階は日本や世界各国の絵本がいっぱい。鈴木義治さんの懐かしい絵本を見つけて買いました。

その他ギャラリー巡りはちょこまかと。映画は「メッセージ」がとっても面白かったです!言語と時間軸、なるほど~。見る前と後では自分が変化してる気がする。3次元生物の文字は2次元で、4次元生物の文字は3次元? SFもの映画館で観るのは楽しいですね。

あと近所の水族館の年パス買ったので、八百屋さんに行ったついでとかにふらっと寄ったりしています。

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たまたまお食事タイムで、チンアナゴとニシキアナゴがお祭り状態でした。
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慌ててすっかり身体が外に出ちゃうこともあるそうです。エサも好きなのと、そうでもなくってスルーする種類とあるんですよと飼育員さんがおっしゃってました。


で、肝心のクロスステッチですが、結局また個展をさせて頂くことになりました。来春です。今度はB面でのお話なので、ほぼ全部新作を展示したいのですが、となるともう時間ないじゃん!1年ないよ、9か月ぐらいだよ!ボーっとしてるのもたいがいにしないと。大好きなクロスステッチと読書が結びつくような展示にしようかな、と思っているのですが、できるのかな。うーん。悩んでないでとりあえず手を動かせ!ですね。

(やっぱり感想はたいしたこと書くんじゃなくてもまとめて書くと大変なので、ちょこまか書くようにしたいです。って小学生並みの反省です)





by geratkb | 2017-06-22 14:55

【お知らせ】

ブログの更新サボっていてスミマセン。
発送作業は確実にしておりますので、ご注文お待ちしております!
火の鳥や高慢と偏見等品切れになっていたチャート、在庫補充いたしました。

Gera!(BASE)

よろしくお願いいたします。
またいろいろは後ほど書きますね。

by geratkb | 2017-06-17 14:35

キミの行く道

ご注文ありがとうございます。
バタバタしていたのも落ち着き、通常営業モードになりました。

Gera! BASE

どうぞよろしくお願い致します。

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個展を取材して頂きました。業界新聞「洋装産業新聞」。今は手作り関連の記事がメインの業界紙だそうです。新聞の切り抜き・要約の宿題がある息子に「この記事にしたら?」と提案したのですが、断固拒否!ときっぱり言われました。まだ返しにひねりがないね。



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舞台「祖国は我らのために」を拝見しました。群像のエネルギー量、休みなしのテンポ、圧巻のラストすごかった!生歌も効果的。お芝居なのか舞踏なのか?出演者の皆さんは「躍動」と名付けてらしたそうですが、今まで見たことのない舞台でした(ってあんまり見てないのですが)。白黒の舞台に、ラスト赤い籏がひらめいたときぞわぞわっとしました。ザ・ロシア革命っていう内容で簡単な話じゃないと思うのだけれど、若者もいっぱい年齢層幅広いお客さんでぎっしり。打ち上げにも参加させて頂いて、私も人生初の大入り袋を頂戴しました。普段出会わない若者たちといろいろ話せて楽しかったです。やりたいことまっすぐにやってるキラキラがどうにもまぶしく、オバチャンも瞳は濁って見えてもその奥にキラっくらいは潜ませておきたいなと思ったことでした。

それにしてもお芝居のフライヤーを作るにはどういうスタンスでやればいいのか勉強になった貴重な機会。仕事は実践あるのみですね。わかったことがまた活かせる機会がありますように。そしてこれからはお芝居も見に行こっ!↑大入り袋の下のは、デザイナーの方がくださったロシア語のロシア国歌。カッコいい!!!

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by geratkb | 2017-05-30 12:38

なんとか

結局今日も一日あれこれ手間取っちゃって反省。事務処理能力が著しく低下していっているのを感じます、お待たせしてしまい本当にスミマセン。なんとかご入金に発送も追いつきました。

BASEでもご案内しております通り、ご入金を確認してから5日以内にはどんなことがあっても発送しています。で、基本的には1~3日以内に発送しておりますが、その辺は他の諸事情との兼ね合いで時間差がありますこと、ご理解いただけると助かります。オープン直後は土日も発送作業していますが、通常はお休みしています。

また売り切れになってしまっているチャートがあることについても重ね重ねお詫びいたします。
ただどうしても種類が増えてきてしまったので、全種類常時在庫がある状態にするのはかなりきびしく(相当な数用意しておかなくてはならないので)、何卒ご理解ください。販売休止中以外のものは適宜追加補充してまいりますし、以前の運営とは異なり基本的に夏休み・年末年始・個展等の緊急時(!)以外は常時オープンしておりますので、お待たせしてしまうのは本当に恐縮なのですが、どうかご容赦くださいませ。

時代の流れとしては、Creative Poppyさんのようにファイルダウンロードに移行するしかないのだろうと思いつつも、お手紙のようにチャートをお送りするこのアナログな販売も、力尽きるまではがんばります。

と、書いてみてなんとわがままなこと言ってるのだと、我ながら情けないばかりです。

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フライヤーの作品を制作させていただいた「祖国は我らのために」も公演が後半に入ったそうです。私もまだ見ていなくて拝見するのを楽しみにしているのですが、熱量ハンパナイ舞台が繰り広げられているようです。今なぜロシア革命なのか?とか考えるのも一興かと。公演は28日まで、すみだパークスタジオ倉にて。ご興味ありましたら、ぜひぜひ! 売り切れの回もあるようです。


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次に向けて今年(も前半ほぼ終わりですが、、、)は本読みたいなと思っていて、ちょこまか読んでいます。小林秀雄『ゴッホの手紙』読み終わりました。大人になってよかった、小林秀雄読めるようになってるじゃん!(って、もちろん読み手のレベルによって理解できる内容は異なるので、あくまで私の読解力の範囲内で) 最初はゴッホを論評しようとしているのですが、生涯を追っていくにつれゴッホと同化していくかのように手紙の引用だけになっていく、その小林秀雄の熱量の上がり方がとてもエキサイティング。妹さんが小林秀雄について書いた高見沢潤子『兄 小林秀雄との対話-人生について- 』(講談社文芸文庫)も読みました。中原中也の愛人とすったもんだあったとは全く知りませんでした。クールな理の人と勝手にイメージしてたけど、ゴッホの情熱に共鳴する部分の多い気質の方だったのかも。

そしてゴッホが描こうとしていたのはモチーフが何であろうと結局のところはユマニテ(人間性)で、どうにもこうにも哀しいまでに人恋しい人だったんだなぁと思いました。しかしゴッホも相当小説読んでる!ゾラが好きだったみたいだけれど、ツルゲーネフもトルストイも読んでるし、ピエール・ロティの『お菊さん』の話は、北村薫さんの『太宰治の辞書』にも出てきたので読みたいな。

で、ゴッホの手紙読むにも、廉価版の『ゴッホ全油彩画』(TASCHEN)は本当に助かります!1900円!色とかもちろん再現されていないのだろうし、サイズもちっちゃいけど、同じモチーフで描いてる作品を並べてあるのでゴッホがどう変化させていったのかよくわかるし、構図勉強するにはこれで十分。手元に置いておくにはオススメです。(と書いてからAmazon見てみたら売り切れで、中古は高値になってる!! スミマセン、、、)


by geratkb | 2017-05-24 02:33

【お知らせ】

WEB SHOPオープン致しました。チャートのご注文承ります。
夏休みに入る前までオープン予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

Gera!SHOP

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(追記)ご注文ありがとうございます!!! 必死に宛名書きしておりますが、完全にアップアップ状態(死語?!)です。順次発送しておりますので、到着まで今しばらくお待ちください。一時的に在庫切れになっている種類もございますが、販売休止にしているもの以外は適宜在庫追加してまいりますので、こちらも今しばらくお待ちください。申し訳ありません。
印刷したものを実家に持って行き母に梱包してもらう、出来上がったものを取りに行く、とママチャリすっ飛ばして自宅と実家を行き来してて、まさに自転車操業です。

買って下さる上にご親切なメッセージまで頂戴してどうしよう、、、本当にありがとうございます!「家に帰るまでが遠足」じゃないけれど、WEB SHOPでの販売が落ち着くまでが個展、と思っているので、個展やってる最中と同じ気持ちで発送作業したいと思っています。




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詩人の平岡淳子さんから頂いた絵のプレゼント!すてきなお花の絵を描いてくださって感激!実は先日銀婚式だったのです(親友にダサっと言われた、笑。同感) えーっと自分が何歳なのか軽くめまいを覚えますが(10代で結婚したもので、、、ウソです!)、二人で共に過ごしてきた月日にぴったりなお花の絵だなぁと。派手さはないけれどなんだか楽しそう!人生のスタイルは人それぞれ、長きゃいいってもんでもないと思ってるし、お互い面倒ぐさがりで川の水は低い方に流れるばかり、そろって中身ががきんちょなままなのはいい加減どうにかした方がいいと思っているのですが、まぁとりあえず健康で、まぁだいたいは笑って暮らしてきたのでよかった、よかった。めでたし、めでたしだなぁと思います。

いやしかし、オットに絵を描いてプレゼントするっていう発想がなかったです、、、あはは。



by geratkb | 2017-05-18 16:17

GW

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GWは昨日まで。

個展の準備で本読むのもお預けにしていたので、まずは大好きな北村薫さんの新刊エッセイから。「、、、ずにはいられない」シリーズ第3弾。入院なさってたの知りませんでした(お元気になられたご様子でよかった)。またまた読みたい本いっぱい紹介してあってうれしい。言葉選びの品の良さと、エピソードからエピソードへの展開が絶妙の間合いで大好き。

美術館の展示は会期終わっちゃいそうなものから、まずは走ってエリザベス・ペイトン展@原美術館へ。すてき!!! 透明感のあるグレーやブラウン。技法も油、水彩、えんぴつといろいろなんだけれど、画家の視点は終始一定。哀しみもなく喜びもなく、弱くもなく強くもなく、新しくもなく古くもなく、どこまでもニュートラル。存在することに意味もなく、ただあるのは時間だけ。犬はこっちを見てるけど、私を見ていない。口づけしていても、愛は交わしていない。視線はうつろではないけれど、未来を見ていない。時空を越えたような不思議な感覚がとても心地よかったです。 シャバ復帰第1弾で見るのにぴったりな展示でした(終わっちゃっててごめんなさい)。

で、勢いに乗って、草間彌生展とミュシャ展@新国立美術館も見たのですが、うーん、そっちはデジャブ感が強過ぎるせいか、私が疲れちゃってて受けとめるパワーがなかったせいか、テーマパークにいるみたいな感覚であんまり胸に迫るものはなく。残念。

で、釣りに行きたいという男子1・2に付き合う代わりに、行く道すがら前から一度行ってみたかった中川一政美術館(真鶴)に寄ってもらいました。
個人的に今は絶賛「鈴木信太郎」気分なんだけれど、たまには気概のある明治生まれのおじい様の絵に気合入れていただくのもよかったです。100号キャンバスも必ず現地に持って行って、通って描いたそう。だから1枚の絵にいろんな季節が描きこめられているんです、という学芸員の方の説明。建物自体も素敵で、作品点数もたくさん。しおれていくチューリップの絵と金魚の絵がかわいかった。書もすてき!詩も書き、歌も詠んでいた独学の人。骨太で力強い文章にもパワー注入してもらう。

「人というものは其人の心の深さだけしか見る事が出来ません。深い心の作品を見るにも自分の程度だけしかわかりません。」
「相反する動と静の力。私ども画描きはこれをムーヴマンとフォルムと考える。二つの相反するものを一つにするのが私たちの仕事である。」
「一羽の鳥を描いても一枝の梅を描いても、そのまわりに自然の息吹があるのである。花はそこに咲いている花であり、鳥はそこに鳴いている鳥である。そして画かきもまたそこに動いている画かきでなければならない。」

アトリエ再現も見せてもらう。まさに孤独な祭壇のようでした。

近くにある遠藤貝類博物館もとっても楽しかったです!貝殻にもアールヌーヴォーもあれば、アールデコもあるなぁと。縄文土器と弥生土器ともいえる。寒流と暖流で貝殻の特徴も異なるのも初めて知りました。耳につけると聞こえる音、貝の種類によってもいろいろ。


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久しぶりに海見てボーっとしました。
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で、戸田に泊まって堤防釣り。釣れたのは小魚ちょろっとだけだけど、居合わせたちいさなお子さんと遊んだりして、一日楽しめました。

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帰りの高速足柄SAで見た富士山。ダイヤモンド富士? 夕日がちょうど沈んで稜線が本当にきれい。手を合わせて拝んでる人多数。


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美味しい海のものもいっぱい食べました。絵になるぼけぼー一家(と書くたびにドボチョン一家を思い出す、古っ)。さて、なんだか2017も終わった気分なんですが(!)それは気のせい、休んで気分転換したのでまたボチボチ始動しまーす。






by geratkb | 2017-05-09 17:17

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