Gera(Kyoko Maruoka)/Tokyo JAPAN クロスステッチ図案のデザインをしたり絵を描いたりしています。 WEB→http://www008.upp.so-net.ne.jp/gera/  図案の商用利用、画像の無断転載を固く禁じます。


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2017年 06月 22日 ( 1 )

5月後半と6月

個展終わると凹むのと太るのは毎回のことなのですが、今回はひどかった!とにかくなんだかやる気モードにならず。少しステッチしたり、家でクロッキーしてみたりはしていたのですが、ガシガシとは手が動いてませんでした。淡々とコツコツやる、というのが苦手で、やるかやらないか差が激しいのをなんとかしたいと思ったのは若かった頃で、最近はもうあきらめています。努力する余地があるとするならば、なるべく「やる」期間を長くする、ということぐらいでしょうか。

手は動いていなかったのですが足を動かしていてうろうろしたり、本を読んで頭の中ぐるぐる回したり、映画見て気持ちがゆらゆらしたりとインプットはしていました。あとライブも行ったんだった!自分の備忘録代わりに美術館ネタ書いておきます。なので、終わっちゃってるものも多くてスミマセン。


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エリック・カール展(世田谷美術館)←7月2日まで
『はらぺこあおむし』にはどれだけ息子がお世話になったことかのエリック・カールさん。で、銀座松屋での個展ちょっと前に見たし行かなくてもいいかな、、、と思ってたのですが、それって2008年だったと知り愕然。まだまだ変わらずお元気なカールさん。もうお人柄の温厚なことは原画の隅々から感じられます。安心して子どもに手渡せる、この世界に生まれてきてよかったよねと伝えられるカラフルな絵本たち。世界がフラット化していることについては良し悪しあるだろうけれど、カールさんの絵本で育った子供たちが世界中にいる、ということは案外心強いことなのかもしれないなぁと思いました。カールさんのこおろぎ、大好き。同時開催の「淀井彩子と淀井敏夫」展も楽しめました。2階の図書室で、友人としばし本をぺらぺらめくったのも楽しかったです。





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ヴァージニア・リー・バートンのちいさいおうち展(ギャラリーエークワッド)←8月9日まで
東陽町の竹中公務店1階のギャラリー(この間の火事にはびっくりでしたね!)。大好きなバートンさん!!! 私の中で、完璧なお母さん像双璧はターシャ・チューダーとヴァージニア・リー・バートン(自分は雑過ぎる母なので、見習おうという気はさらさらおきませんが)。『ちいさいおうち』や『ちいさいケーブルカーのメーベル』等の絵本はもちろん好きですが、さらにフォリーコーブ・デザイナーズがもうめちゃ好きで。作るものは影響相当受けていると思います。彼女がご近所のご婦人方にデザインを教えて、そのデザインをもとにみんなで布を作り、いろいろな製品にして受注販売していったという、羨ましい限りのビジネススタイル!その布もいっぱい見れました。

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卒業証書がこれまたかわいいのです、実物見れて感激。版木も美しい。
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『ちいさいおうち』の表紙も、水色のところの筆跡の点々見たときわぁーっと思ってぞくぞくしました。どれもこれも不純物ゼロの本物。写真撮れるのでカメラ持参でぜひぜひ。
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で、息子さんが涙ぐみながらお母さんのことを話しているVTRは必見かと。実の息子に「人間としてperfect!」って言われるお母さんって!とにかくおすすめですので、ぜひぜひ。


◆大英自然史博物館展(国立科学博物館)
金曜夜に出かけたら結構混んでいてゆっくりは見られなかったのですが、雰囲気は味わえて楽しかったです。鳥の剥製はすべて肢を上にした裏返した状態で陳列してあるのですが(保存のためだと思いますが)、それがなんだか科学標本のドライな感じに感情的な物悲しい「死」がまとわりついていて印象的でした。いつか現地に行ってみたいです。


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猫のミイラ。英国紳士は博物学ブームだったんでしたっけ?知的好奇心っていうのは人生の暇つぶしにはもってこいですよね。


◆渡辺良重展 絵をつくること(銀座G8)
平成の「かわいい」の王道。シュっとしていて、どこか切なくて、繊細で静かなかわいい。色の組み合わせも本当にかわいい。
◆西巻茅子 絵本デビュー50周年記念展(銀座教文館)
こちらは昭和のかわいい。ほがらかで、のびのびしていて、にぎやかで大胆。骨太のかわいいは安定感。本格的な絵も描ける画力はもちろんお持ちながら、子どもの心でのびのびとした線を一身に描いてらっしゃったのがよくわかる原画でした。『ワンピース』はリトグラフだったのだと初めて知りました!


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◆オクダトシ恵 ニードルアート展(ギャラリー・アートグラフ)
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手芸はどなたにも習ったことがないのですが、もしも習うとしたら先生は勝手に決めていて(妄想)、故宮脇綾子さん(アップリケ)とオクダとし恵さん(刺繍)。手芸と絵との境界があいまいで、唯一無二の作品を作られようとしている姿勢から学ばせていただきたいからです。そのオクダさんの展示は、知的で、かつ色と形が踊っている作品たちがとても楽しそうに飾られていました。戦後手仕事ブームのにおいが感じられて、やっぱり手芸は楽しくなきゃね!と再認識。↑は勝手に自分の刺繍道の教科書と思っているオクダトシエ『刺しゅうステッチ百科』(主婦と生活社)です。


ロマン・チェシレヴィチ 鏡像への狂気(銀座ggg)←6月24日まで
ポーランドのグラフィックデザイナー。シンメトリーこわっ。でもめっちゃかっこいいポスターいっぱいでした。コラージュもすごいよかった。

19世紀パリの時間旅行(練馬区立美術館)
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ロシア革命の作品作ったので、ときたらフランス革命も作りたいなと思ってたらまさに!の展示。博覧強記でその蒐集熱はケタはずれの鹿島茂さん。点数も多く、解説も熱かった!レミゼファンもいっぱいでした。当時のパリの石畳を歩くコツコツとした音が聞こえてきそう。服装わかるだけでもありがたい。これだけ膨大な資料集めて下さる方がいて、いろいろなインスピレーション受けている人はきっとたくさんいると思います。


佐藤直樹展「秘境の東京、そこで生えている」(アーツ千代田3331)
美術館巡りでいちばんの楽しみは、作品と直に対峙して驚くこと、だと思っているのですが、それには今まで見たこともないものをこの瞬間見ている!という実感が必要かと。そういう意味ではもう今年いちばんの展示でした。


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校舎を改装した建物は天井が低く、そこに一面の黒いジャングルが出現していて、入った瞬間鳥肌が立ちました。
黒だけの世界のはずなのに極彩色の波に飲み込まれたよう、むせかえる植物たち。まるでホバリングしている蜂になった気分で何周もぐるぐる。

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木炭で描いてらっしゃるのですが、その乾いた細かな粒子みたいなものがこの壮大で濃密な空間を作り上げている秘密なのかもしれないなぁと思いました。また見たいです!


横尾忠則HANGA JUNGLE(町田市立国際版画美術館)
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圧倒的なパワー。こちらはリアル極彩色なジャングル。汲めども汲めども枯れないパッションは、饒舌で淫靡でかっこいい、しかし裏にしたたかな戦略が潜んでいそうでいやいや騙されてはいけないゾとも思っていたところ、横尾忠則さんがアンディ・ウォーホルのヘビのおはなしの書評(朝日新聞18日付け)に書いてらした文章がそのまんまご自分の作品への批評になっていてびっくりしました。いわく、真面目に描くとイラスト、不真面目に描くとアート、high & lowの境界がない、通俗だって区別がない。芸術というのはまるでテロ、っていうのは横尾忠則さんの作品そのまんまにあてはまるかと。これだけの画業の長さ、情熱がまったく揺らがず、こじらせた思春期熱がますます燃え盛っているような作品群は本当にすごい。展示見れてよかったです!


ロシアの装丁と装画の世界(えほんやるすばんするかいしゃ)
古ぼけた紙とインク、その手触りに郷愁を感じさせるロシアの本がいっぱい。デザインが本当に素敵で、見返しもお洒落でいくら見てても飽きない。2階は日本や世界各国の絵本がいっぱい。鈴木義治さんの懐かしい絵本を見つけて買いました。

その他ギャラリー巡りはちょこまかと。映画は「メッセージ」がとっても面白かったです!言語と時間軸、なるほど~。見る前と後では自分が変化してる気がする。3次元生物の文字は2次元で、4次元生物の文字は3次元? SFもの映画館で観るのは楽しいですね。

あと近所の水族館の年パス買ったので、八百屋さんに行ったついでとかにふらっと寄ったりしています。

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たまたまお食事タイムで、チンアナゴとニシキアナゴがお祭り状態でした。
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慌ててすっかり身体が外に出ちゃうこともあるそうです。エサも好きなのと、そうでもなくってスルーする種類とあるんですよと飼育員さんがおっしゃってました。


で、肝心のクロスステッチですが、結局また個展をさせて頂くことになりました。来春です。今度はB面でのお話なので、ほぼ全部新作を展示したいのですが、となるともう時間ないじゃん!1年ないよ、9か月ぐらいだよ!ボーっとしてるのもたいがいにしないと。大好きなクロスステッチと読書が結びつくような展示にしようかな、と思っているのですが、できるのかな。うーん。悩んでないでとりあえず手を動かせ!ですね。

(やっぱり感想はたいしたこと書くんじゃなくてもまとめて書くと大変なので、ちょこまか書くようにしたいです。って小学生並みの反省です)





by geratkb | 2017-06-22 14:55

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