Gera(Kyoko Maruoka)/Tokyo JAPAN クロスステッチ図案のデザインをしたり絵を描いたりしています。  HP→http://www008.upp.so-net.ne.jp/gera/  図案の商用利用、画像の無断転載を固く禁じます。


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最近見た展示から

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5月に見た展示から。

若冲展(東京都美術館)
もうあまりの混雑予想に見るのをあきらめるつもりだったのですが、父と母が連れて行ってくれというので(こういう人たちで混んでるんだろうけれど)、既に見ていた友人からの情報をもとに比較的空いてそうかなとGW明けすぐの火曜の開館前に並んで30分+10分待ちでなんとか見てきました。
もちろん若冲の作品の素晴らしさはいうまでもなく、そのユーモラスなところとか、ロックなところとか、実物見れてよかったけれど、それよりなによりこの「若冲現象」(シルバーデーの18日には320分待ち!!!)ともいうべき殺到振りにいろいろ考えることも多かった。若者デーは?素晴らしい展示は若者たちにもタダで見せてあげて欲しい。

シャルル・フレジェ展(銀座メゾンエルメス)
正面から入るのに本当に勇気がいるメゾンエルメスですが、毎回気になる展示。そしてまたまた素晴らしい展示でした!!!フランス人の写真家が日本のお祭りの衣装や扮装を撮っている作品群。背景の日本らしいというか地味な中間色の景色に、ポップでカラフルな衣装という組み合わせがなんともかわいいの!豆絞りはドット柄だし、縦縞模様はストライプ、それに花柄ってかわいいに決まってる布合わせ。造形もキッチュ。そんなかわいさを外国の方に教えてもらうとは。その昔獅子舞に熱狂していた息子()を連れてくればよかったと後悔しました。

空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン展
評判がよかったので、あんまり興味ないけれどと思いつつ出かけたら面白かった! 木箱→トランク→バッグという歴史の流れも見れたし、乗り物の発達と共にバッグが変化してきたのもよくわかりました。1900年代初めのお洋服かわいかった!何よりその展示会場のありとあらゆるところに手は抜きません、お金かけますというハイブランドとしての矜持は一見する価値ありと思います。

ロベール・クートラス 僕は小さな黄金の手を探す (ベルナール・ビュフェ美術館)
友達誘って三島のクレマチスの丘へ。昨年松濤美術館で初めて見た時も相当感動したけれど、さらにタブローもカルトも点数が多く、充実の展示内容で見応えあり!!! この、不思議な人物画のたまらない愛おしさはどこから来るのかな?色なのか形なのかマチエールなのか、クートラスの人となりなのか、人生なのか。新しさを追求するアートの流れとは別個のところに位置し、ヒリヒリしていない安堵感からなのか。展示も素敵だったし、ガーデンにはクレマチスもバラも咲き乱れていて、ゆく春を楽しみました。こだまで東京から1時間、三島からは無料シャトルバスもあるし、おすすめ遠足。

奥村土牛展(山種美術館)
品のいい線・色・形。奇をてらわず、技巧をこらさず、画面の中のうさぎも啄木鳥もチューリップも姫路城も山桜も、素直にただずんでいるだけだけれど、紛れもなく世界の構成物として祝福されている。それは画家自らが対象を世界を祝福しているからで、つまるところどうにもこうにも絵は人柄、なんだろうなぁと思う。

ラルティーグ展見逃したのは、相当心残り。ギャラリー巡りでは、師匠の熊本箱を見に「BOX OPERA vol.10」(スペースYUI)へ。普段私はどうやったらクラフトから絵に展開できるか悩んでるところなのだけれど、たくさんのイラストレーターの方たちが絵からクラフトに展開なさろうとしている、そのベクトルの向きのちがいが興味深かったです。師匠の水平線箱素晴らしかった。 ひるむことなく社会事象にリンクしていくその姿勢から学ぶことは多いです、今月のビテチョー読みたいな。
「ザ・チョイス大賞展」(山脇ギャラリー)は、多種多様なイラストレーションが見られて相当面白かった!!! いやいやクラフト系の方相当多いじゃん!とびっくり。もうクラフト感だけでは目新しさは何もないんだなと当然のことを再認識し、Amigo仲間の上村エリさんの二人展(にじ画廊)では、ガーリー万歳!と思ったことでした。

いっぱい見れば見る程、自分のまだまだ感に凹むけれど(当たり前)、週末に届いたお葉書に心底励まされました。ブルーブラックの万年筆の太い文字に、言葉のプロの方の文章は心に迫るものがあります。子どもの頃イメージしてた「大人」「ダンディー」ってまさにこういう感じ。こんな大人になりたかったと思いつつ、嬉しくって家族中に見せびらかして(ブログにまで書いて)、「大人げない」と笑われたけどいいんだもん。またいろんな方に見て頂けるように、足元見ながらてくてくとガンバリマス。


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クレマチスの丘。2016年の春、サヨウナラ。

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# by geratkb | 2016-05-23 09:46

女生徒・おやすみなさい

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(c)Gera!
DMC(floss)/32ct linen Permin Riviera Aqua

「おやすみなさい。私は、王子さまのいないシンデレラ姫。
あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?」

奇跡のような締めくくりの文章。ここまでずっと独り語りのように見せかけて、まさかの読者想定という転換。誰に向けて問いかけているのか諸説あるようですが、私はしずちゃんが太宰に向けての淡い恋心、を太宰が書いている、と思うのだけれどどうでしょうか。

これにて槐多で展示した作品アップは終了。ご覧下さってありがとうございました。まだまだ絵にしたい場面はいっぱいあるので、仕事の合間にぼちぼち作品にしていきたいです。

番外編。読みたい方用にとデカ文字文庫を置いておいたのですが、そのカバーは自分で。眼鏡しずちゃんいっぱい。

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一人だけメガネカケテナイヨ。
# by geratkb | 2016-05-22 21:36 | cross stitch

女生徒・百合のにおい

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(c)Gera!
DMC(floss)/Belfast Zweigart 32ct linen Olive(fabric)

「百合のにおいをかいでいると、こうしてひとりで退屈していても、決してきたない気持ちが起きない。」
(太宰治『女生徒』より)
# by geratkb | 2016-05-22 20:40 | cross stitch

女生徒・いつまでも

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(c)Gera!
DMC(floss)/32ct linen(fabric)

「いつまでも、お人形みたいなからだでいたい。」
(太宰治『女生徒』より)
# by geratkb | 2016-05-20 08:34 | cross stitch

女生徒・ポオズ

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(c)Gera!
DMC(floss)/Permin 32ct linen(fabric)

『「自分は、ポオズをつくりすぎて、ポオズに引きずられている嘘つきの化けものだ」なんて言って、これがまた、一つのポオズなのだから、動きがとれない。』
(太宰治『女生徒』より)
# by geratkb | 2016-05-19 12:16 | cross stitch

女生徒・薔薇の刺繍

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(c)Gera!
DMC(floss)/Permin 32ct linen Wild Raspberry (fabric)

「先生は、私の下着に、薔薇の花の刺繍のあることさえ、知らない。」
(太宰治『女生徒』より)

今回図案を販売しなかった女生徒シリーズにつきましても、今後順次販売致しますのでお待ち頂けたら嬉しいです。
# by geratkb | 2016-05-18 12:30 | cross stitch

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